「LDK」から「KDL」という新しい発想

近年、家の中心となるキッチンへの期待が変わってきています。かつては「調理をする場」という機能中心の考え方が一般的でしたが、今ではキッチンが暮らし全体をつくる中心的スペースになりつつあります。これを「KDL(Kitchen-Dining-Living)」という考え方で提案しています。

「KDL」とは何か?

Kitchen(キッチン)× Dining(ダイニング)× Living(リビング)
この3つのゾーンを一体化して捉え、暮らしの中心となる場としてキッチン空間そのものを再定義する考え方です。

従来は「料理を作る場所」に限定されがちだったキッチンですが、LIXILはそこに以下のような価値を見出しています:
✅ 家族や友人と共に過ごす空間
✅ 会話やコミュニケーションが生まれる「居心地の良さ」
✅ 調理以外の時間も快適に過ごせる空間デザイン

このように、暮らしの「つながり」を育む場としてのキッチン空間全体を重視した発想が「KDL」です。

背景にある暮らしの変化

LIXILの調査では、住宅購入検討者の約7割以上が、「キッチンをLDK(リビング・ダイニング・キッチン)の中心にしたい」と答えており、単なる調理場以上の空間を求める声が高まっています。

つまり、
✅ 料理中も家族の気配を感じたい
✅ 食事の時間だけでなく、集いの場にもしたい
✅ 子どもが宿題をしている横で調理したい

といったライフスタイルの変化が、「KDL」という発想を生んでいます。

「KDL」デザインのポイント

LIXILが「KDL」で重視するのは、単純に空間をつなげるだけではありません。それぞれのエリアが**“ゆるやかにつながりつつ、居心地を損なわないデザイン性”**を持つことです。

主な特徴
✅ キッチンとダイニング・リビングの一体化
→ 対話しながら調理したり、食後もそのまま居られる空間づくり。

✅ 空間としての統一感
→ インテリアや素材を統一し、どこにいても居心地の良さを感じられる空間設計。

 調理機能と居心地の両立
→ デザイン性だけでなく、収納・動線・機能の連動性にも配慮。
これにより、キッチンは単なる調理場から「暮らしの中心となる居場所」へと進化します。

まとめ:暮らしを豊かにする「KDL」

「KDL」という発想は、これからの住まいを考えるうえでの一つのキーワードです。
単なる機能ではなく、家族や友人との時間、暮らしの質、心地よさまで含めて設計された空間づくりこそが、今の時代の“理想の住まい”と言えるのかもしれません。